vol.3 なぜ脳卒中再生医療を行うようになったのか? ③

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2014.04.11

ふくとみクリニック院長の福富です。

 

脳卒中再生医療を知り合いの方にのみ治療を行っていたとき、

突然僕が脳梗塞を起こしてしまったお話をしたいと思います。

 

ある夜、パソコンで作業をしていた時のことです。

一瞬眩暈がしました。

「疲れているのかな?この2年ほどほとんど休んでないなー!」

と思った瞬間です。パソコンの画面がグルグル回り始めたのです。

「まずい!これは脳出血か、脳梗塞、あわよくばメニエルであってほしい!」と思った僕は大声で妻を起こし、知り合いの先生に連絡して脳専門の病院で診てもらえるように段取りをして、救急車を呼んでくれ!と頼みました。机で座っていてもグルグル目が回るので、危ないと思い、自分で床に寝転んだのを覚えています。そして救急車が到着し救急隊の方に運んでいただきました。既往歴や健康状態等は自分で救急隊の人に伝えることができました。その後の記憶はありません。ただ救急をしていたとき、救急隊の方といろいろお話ししたことやいろんなんことを指導していたことを思い出しました。次に気づいたときは病院でした。CTを撮るときに吐いたのを覚えています。目を開けるともっと気分が悪くなるため、ずっと目を閉じていました。今までは逆の立場なので当たり前のこととして言ったり行動したりしていたので、考えたことなどはありませんが、吐いた後処理を看護師さんにしていただいたことに本当に感謝しました、そして「大丈夫ですよ」と声をかけていただいたこと、本当に心強くありがたいことだと痛感しました。

検査結果、小脳の梗塞ということでICUに入院となったのです。

手術は行いませんでしたが、梗塞のため脳が腫れるので1~2週間は予断を許さないとのことでした。

下手をすると脳が腫れ、呼吸が止まるのです。

 

幸い脳の腫れも収まり、一命は取り留めました。

しかし平衡感覚が鈍く、よたよたとしか歩けない状態でした。

 

この時考えたのが、家族のことは当然なのですが、手術を行うために僕を待っていてくださる患者様に申し訳ないと思ったのです。そして僕を心配してくれるスタッフにも申し訳ないと思いました。

だから、僕は心に決めました。

「絶対に元気になって復帰して、少しでも早く、もう一度クリニックで治療や手術を行うんだ!」

 

平衡感覚と体力を戻すため、全力でリハビリをがんばりました。

皆さんの励ましや、これから僕がしないといけないことなどが僕のモチベーションとなり、約2か月で退院することができました。

 

「でも、もっと早く良くなって、手術を行えるようになりたい!」

それともう一つ、「もう一度、脳梗塞や脳出血で倒れるわけにはいかない」との思いから、

僕自身も脳卒中再生医療を受けることにしたのです。

 

おかげ様で今は以前のように、手術を行えるような体に戻り、診察と手術に明け暮れる毎日を送っています。

 

このようなことがあり、僕にはもう2つの考えが頭によぎりました。

 

一つは「こんなに僕のことを頼って、全国から患者様がふくとみクリニックに来ていただいている。この病院はすでに僕のクリニックではなく、患者様のクリニックになっている。だから、万が一僕が倒れるようなことがあっても、このクリニックを存続させ続けなければならない。」という考えです。

このような理由で、ふくとみクリニックを医療法人化したのです。

 

もう一つは、「脳卒中再生医療を必要としておられる患者様は、全国に本当にたくさんいらっしゃいます。ふくとみクリニックでは、今まで紹介者のみにしか行っていなかったこの脳卒中再生医療をもっと多くの方に提供できることができれば、みなさんにもっと喜んでいただける。そして、この脳卒中再生医療を受けた本人自身が脳卒中再生医療を行っているのは世の中で、このふくとみクリニックだけなんだ。」という思いから、この脳卒中再生医療を真剣に行い、多くの方に喜んでいただくのが僕の使命であり、ライフワークであると確信しました。この治療方法はまだまだ確立された治療方法ではありません。でも必要とする患者さんは数えきれないほどいらっしゃるのです。この人たちの願いを無駄にしてはいけない。

「治療を行いたい人がいる」そして「その治療を行えるノウハウや設備がある」

これは人が何と言おうと僕はこの治療を行うべきだと思ったのです。

この治療を受けた僕だから、はっきりといえます。

ですから医療法人化と同時に「脳卒中再生医療科」を新たに設けたのです。

これが僕の「覚悟」なのです。

 

これが脳卒中再生医療科を新設した理由です。

僕にはもっと皆さんに伝えたいことがあります。

ですから、このブログを通じて皆さんが何かを感じ、今より少しでも人生を前向きに進んでいただけるお手伝いができればと考えています。

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