脳卒中再生医療を行うようになった理由④

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2014.07.14

ふくとみクリニック院長の福富です。

今日は、
脳卒中で倒れて入院になった以降のお話をしたいと思います。

僕の場合、幸いなことに
手術までは至りませんでした

しかし、脳梗塞で
脳が腫れる1~2週間は予断を許さないという事でICU(集中治療室)に入院になりました。

何故脳が腫れるといけないかというと、
脳が腫れると呼吸をつかさどる部分が圧迫され、呼吸が止まってしまうのです。

幸い脳の腫れも治まり
一命は取り留めました

そしてICU(集中治療室)で
2週間お世話になり、その後一般病棟で約2か月間入院することになったのです。

一命は取り留めたのですが、小脳梗塞なので平衡感覚が鈍く、よたよた(ふらふら?)としか歩けない状態
でした。
そして麻痺はないのですが、
手先のしびれ感や違和感はありました。

この時に僕が考えたのは、
家族のことは当然なのですが、僕の治療や手術を待っておられる患者さん、そしてクリニックのスタッフ大変申し訳なく思いました。

だから、僕は心に決めました

絶対に元気になって復帰し、少しでも早く、
もう一度クリニックで治療や手術を行いたい!


このために一所懸命リハビリに励みました。

当然このリハビリの間、何回も吐きそうになりました

しかし、皆さんの励ましのおかげや、これから僕がしないといけないことなどがモチベーションとなり、約2か月で退院することができました。

退院するときに主治医には「1年は仕事無理ですね
と言われていました。

「でも、もっと早く良くなって、手術を行えるようになりたい!
それともう一つ
もう一度、脳梗塞や脳出血で倒れるわけにはいかない
との思いから、僕自身もこの脳卒中再生医療を受けることにしたのです。

今は、おかげさまで依然と同じように手術を行えるような体に戻り、診察と手術に明け暮れる毎日を送っています。

ビデオでは分かりにくいのですが、
今では普通に歩け、当然歩いている姿は普通に見えます。(退院当時の自分自身が歩いている姿のビデオを見るとびっくりするほど違います)

そして幸いに、手先のしびれ感もなくなりました

この続きやこの時僕が考えた事や行ったことについては、次回以降にお話しさせていただきたいと思います。

「脳卒中再生医療」とは、
厚生労働省より再生医療等提供計画番号:PB5160002を取得している治療方法です。

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