患者A様 脳梗塞発症 51才

ふくとみクリニックで実際、この脳卒中再生医療を行った患者様の実例をご紹介したいと思います。

 

患者様A 年齢51才


50歳の時に左内頚動脈閉塞による脳梗塞を発症。
右片麻痺及び意識障害を認めました。

その後脳浮腫が起こったため減圧開頭手術を行わざるを得ませんでした。

そのかいもあり脳浮腫が落ち着き、意識改善もみられましたが、

左脳梗塞及び右片麻痺が残ってしまいました。


リハビリも行い、発症後約1年で症状も落ち着きました。
しかしさらに症状を改善させる方法がないものかと、新しい治療方法を探していたところ、
当院の脳卒中再生医療を知り、この治療をお受けになられたのです。

 

1回の骨髄穿刺によって骨髄幹細胞を採取し、

これを培養することによって3回の骨髄幹細胞投与を行いました。

この3回の骨髄幹細胞投与の間、患者様の血色や表情が良くなり、

言葉がよく出るようになったことを覚えています。

 

そしてこの治療を行った結果、リハビリの進度もよくなり本人の身体の状態も良くなったとのことで、

2回目の脳卒中再生医療を受けることを希望されたのです。

 

2回目の骨髄穿刺を行い、骨髄幹細胞を培養し、さらに3回の骨髄幹細胞投与を行いました。
6回の合計で、骨髄幹細胞投与の総数は4億5000万個にも及びました。

 

この結果、驚くべきことに患者様の右肩と右膝が動くようになり、

ぶん回し歩行が足を回さずに歩行できるようになられました。

そしてお話しされる言葉も多くなり、

治療を行っているとき本人と奥様、医師、看護師を含めて

病室内は笑いで包まれることが多くなりました。

 

この症状改善の素晴らしさは脳卒中になられた方であれば十分わかっていただけると思います。

そして患者様本人も脳卒中後遺症が改善されていることに大変満足されていました。

ましてや奥様の感慨もひとしおであったと思います。

さらに症状改善を目の当たりにし、本人のモチベーションも上がり、

別人のようないい表情に変化されたことは言うまでもありません。

これからますます症状改善されることを期待しております。

2014年05月20日|再生医療を行った患者様, 院長ブログ

vol.1 なぜ脳卒中再生医療を行うようになったのか? ①

ふくとみクリニック院長の福富です。

 

はじめに、僕がなぜ最先端医療である脳卒中再生医療を行うようになったのかについて

お話ししたいと思います。

 

僕は、救急、小児外科、美容外科の治療を行ってきました。

そして、「美容外科は診療外科である。」「手術で患者様が前向きに人生を進んでいただく。」ことを

真っ直ぐに実行するため、2009年3月にふくとみクリニックを開院いたしました。

 

そして、患者様の要望に応え、確実に治療を行いたいと思い再生医療を始めたのです。

当時この再生医療を、皮膚とバストに関して行っていました。

その結果、患者様に喜んでいただき、確実な結果を得ることができたのです。

この技術をより確実にするために、2012年にふくとみクリニック内に細胞培養室を作りました。

 

このようにしてふくとみクリニックで治療を行っていた最中、知り合いの若いドクターが脳出血で倒れたのです。手術等の治療により一命を取り留めたため安心したのを今でも覚えています。ところが、このドクターは僕のクリニックに細胞培養室があり、再生医療を以前から行っているのを知っていました。

その時点では、脳卒中の再生医療はまだ札幌医大で数例しか行っていないような治療方法でしたが、本人と親御さんのたってのお願いで、ふくとみクリニックで骨髄幹細胞を培養し、体内に投与していただけないでしょうかとの申し出を受けました。

 

僕はこの申し出を真剣に考えました。

美容外科を行っているふくとみクリニックで、

このような脳卒中再生医療を行っていいものなのだろうか・・・?

 

そこで僕が考えたのは、僕が医師になった理由や医療に対する考え方だったのです。

僕が医師を目指した理由があります。僕の父が脳卒中で倒れ、脳外科や脳神経内科の先生の本当にお世話になりました。しかし、そのかいもなく僕が高校2年生の時に亡くなりました。この時に僕はお世話になった先生のように患者様を前向きに明るく人生を送っていただけるお手伝いができる医師になりたいと思ったのです。この考え方は今でも医師になる前から変わっていません。患者様が少しでも笑顔になれるのであれば脳卒中再生医療をふくとみクリニックで行ってもいいのではないかと考え始めました。

 

そしてこの治療を行うようになった決定的な理由があります。

それは僕の「医師」そして「人」としての考え方によるものなのですが、

長くなってしまったので、次回にこのお話をさせていただきます。

2014年04月11日|脳卒中再生医療を行うようになった理由

vol.2 なぜ脳卒中再生医療を行うようになったのか? ②

ふくとみクリニック院長の福富です。

 

前回のお話の続きです。

 

僕がこの治療を行うようになった決定的な理由についてです。

 

それは僕の「医師」そして「人」としての考え方によるものなのです。

 

世の中に「必要とする人」がいて、それを「提供できる人」がいたとします。

それを第三者がしてはいけないとストップをかけてしまうことに対して僕はおかしいと思うのです。

 

僕が小児外科をしていた頃、まだ小児の心臓移植は国によって規制をかけられていました。

 

日本において、自分の子供が脳死状態になって、

他人に心臓という臓器を提供できる親御さんは皆無かもしれません。

このことは小児外科をしていれば一目瞭然です。

でも0ではないと思っています。いるはずだと思っています。

 

そして、心臓を提供してほしい子供や親御さんはたくさん存在します。

子供の心臓は小さいため、大人の心臓を移植するわけにはいきません。

ですから子供の心臓が必要なのです。

 

もし心臓を提供して自分の子供の心臓がどこかで生き続けていることを願い、その心臓の提供を受けた子供が元気に生活していけるのであれば提供してもいいと仰る親御さんと、心臓を提供してほしい親御さんがいたとします。

 

でもこの臓器提供を第三者がダメだというのです。

 

おかしいと思いませんか?

僕はおかしいと思っていましたし、今も思っています。

 

何も悪いことをするわけではありません。

人が助かることなのです。

当然、手術の成功率の問題もありました。

でも移植をやってみないことには、成功率もへったくれもありません。

ましてや、提供したいという親御さんの善意を無駄にしてしまうのです。

 

「欲しいと思う人がいて、提供できる人がいる。それを第三者が否定するべきではない」

というのが僕の考え方です。

 

賛否両論あると思いますが、これが僕の考え方であり、生き方です。

 

この用の考え方は、医者になる前から持っていました。

このエピソードについてはまた後程お話ししたいと思います。

 

このような考え方から、「脳卒中再生医療をしてほしい人」がいて「脳卒中再生医療ができる環境」がふくとみクリニックにはあるのであれば、この脳卒中再生医療を行うべきだというのが僕の結論だったのです。

 

そして実際にこの先生に、ふくとみクリニックにおいて民間医療機関として初めて脳卒中再生医療を行ったのです。

 

その後、この治療を行った先生の経過もよく、この治療をふくとみクリニックで行ったことを知ったほかの患者さんが僕のところにこの治療をしてほしいと来院されたのです。

この患者様に十分な説明をし、脳卒中再生医療を行いました。

僕にとっては当然の行動でした。

この時はまだ、この治療は公にはしておらず、紹介の方のみにこの治療を行っていました。

 

この治療を行われた方は症状の改善が認められ、本人とご家族の方に大変満足していただき人生を前に進めるお手伝いをさせていただきました。

本当にうれしかったのを覚えています。

そして自分の行ったことは、決して間違いではないことを確信したのです。

 

そんな最中、まさか僕が小脳梗塞で倒れて長期入院を余儀なくされてしまうことになったのです。

 

この続きは次回以降にお話しさせていただきます。

 

2014年04月11日|脳卒中再生医療を行うようになった理由

vol.3 なぜ脳卒中再生医療を行うようになったのか? ③

ふくとみクリニック院長の福富です。

 

脳卒中再生医療を知り合いの方にのみ治療を行っていたとき、

突然僕が脳梗塞を起こしてしまったお話をしたいと思います。

 

ある夜、パソコンで作業をしていた時のことです。

一瞬眩暈がしました。

「疲れているのかな?この2年ほどほとんど休んでないなー!」

と思った瞬間です。パソコンの画面がグルグル回り始めたのです。

「まずい!これは脳出血か、脳梗塞、あわよくばメニエルであってほしい!」と思った僕は大声で妻を起こし、知り合いの先生に連絡して脳専門の病院で診てもらえるように段取りをして、救急車を呼んでくれ!と頼みました。机で座っていてもグルグル目が回るので、危ないと思い、自分で床に寝転んだのを覚えています。そして救急車が到着し救急隊の方に運んでいただきました。既往歴や健康状態等は自分で救急隊の人に伝えることができました。その後の記憶はありません。ただ救急をしていたとき、救急隊の方といろいろお話ししたことやいろんなんことを指導していたことを思い出しました。次に気づいたときは病院でした。CTを撮るときに吐いたのを覚えています。目を開けるともっと気分が悪くなるため、ずっと目を閉じていました。今までは逆の立場なので当たり前のこととして言ったり行動したりしていたので、考えたことなどはありませんが、吐いた後処理を看護師さんにしていただいたことに本当に感謝しました、そして「大丈夫ですよ」と声をかけていただいたこと、本当に心強くありがたいことだと痛感しました。

検査結果、小脳の梗塞ということでICUに入院となったのです。

手術は行いませんでしたが、梗塞のため脳が腫れるので1~2週間は予断を許さないとのことでした。

下手をすると脳が腫れ、呼吸が止まるのです。

 

幸い脳の腫れも収まり、一命は取り留めました。

しかし平衡感覚が鈍く、よたよたとしか歩けない状態でした。

 

この時考えたのが、家族のことは当然なのですが、手術を行うために僕を待っていてくださる患者様に申し訳ないと思ったのです。そして僕を心配してくれるスタッフにも申し訳ないと思いました。

だから、僕は心に決めました。

「絶対に元気になって復帰して、少しでも早く、もう一度クリニックで治療や手術を行うんだ!」

 

平衡感覚と体力を戻すため、全力でリハビリをがんばりました。

皆さんの励ましや、これから僕がしないといけないことなどが僕のモチベーションとなり、約2か月で退院することができました。

 

「でも、もっと早く良くなって、手術を行えるようになりたい!」

それともう一つ、「もう一度、脳梗塞や脳出血で倒れるわけにはいかない」との思いから、

僕自身も脳卒中再生医療を受けることにしたのです。

 

おかげ様で今は以前のように、手術を行えるような体に戻り、診察と手術に明け暮れる毎日を送っています。

 

このようなことがあり、僕にはもう2つの考えが頭によぎりました。

 

一つは「こんなに僕のことを頼って、全国から患者様がふくとみクリニックに来ていただいている。この病院はすでに僕のクリニックではなく、患者様のクリニックになっている。だから、万が一僕が倒れるようなことがあっても、このクリニックを存続させ続けなければならない。」という考えです。

このような理由で、ふくとみクリニックを医療法人化したのです。

 

もう一つは、「脳卒中再生医療を必要としておられる患者様は、全国に本当にたくさんいらっしゃいます。ふくとみクリニックでは、今まで紹介者のみにしか行っていなかったこの脳卒中再生医療をもっと多くの方に提供できることができれば、みなさんにもっと喜んでいただける。そして、この脳卒中再生医療を受けた本人自身が脳卒中再生医療を行っているのは世の中で、このふくとみクリニックだけなんだ。」という思いから、この脳卒中再生医療を真剣に行い、多くの方に喜んでいただくのが僕の使命であり、ライフワークであると確信しました。この治療方法はまだまだ確立された治療方法ではありません。でも必要とする患者さんは数えきれないほどいらっしゃるのです。この人たちの願いを無駄にしてはいけない。

「治療を行いたい人がいる」そして「その治療を行えるノウハウや設備がある」

これは人が何と言おうと僕はこの治療を行うべきだと思ったのです。

この治療を受けた僕だから、はっきりといえます。

ですから医療法人化と同時に「脳卒中再生医療科」を新たに設けたのです。

これが僕の「覚悟」なのです。

 

これが脳卒中再生医療科を新設した理由です。

僕にはもっと皆さんに伝えたいことがあります。

ですから、このブログを通じて皆さんが何かを感じ、今より少しでも人生を前向きに進んでいただけるお手伝いができればと考えています。

2014年04月11日|脳卒中再生医療を行うようになった理由

院長あいさつ

初めまして、医療法人大雅会 ふくとみクリニック院長の福富康夫です。
この度、ふくとみクリニックに脳卒中再生医療科を新設するに当たり、
多くの方々にご尽力いただいたことに心から感謝いたします。

皆様のご期待にお答えできるように、真摯にこの治療を行っていきたいと思っております。
このブログを通じて、少しでも再生医療の素晴らしさや期待度の大きさわかっていただけるよう
頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。

またご質問等があれば、遠慮なくメールにてご質問ください。
できる限り早くに、いただきましたご質問とそのお返事をこのブログに乗せていきたいと思っております。

2014年03月31日|院長あいさつ