こんにちは!ふくとみクリニック培養士の萩原でございます。
今回のブログでは、患者様に投与する前に行っている安全性試験の項目の1つである
マイコプラズマ否定試験に関して簡単にお話いたします(^^)
そもそもマイコプラズマはどのような菌なのでしょうか?
マイコプラズマは、風邪、肺炎、気管支炎などを引き起こす細菌の一つです。
感染すると、咳や咽頭痛、頭痛や倦怠感など風邪と区別がつかない症状が多いですが、
他に腸炎、髄膜炎、脳炎などを引き起こす場合もあります(*_*)
また、マイコプラズマは非常に小さい微生物のため
顕微鏡で観察しても見つけることが難しく、
細胞のマイコプラズマ汚染に気が付くのは非常に困難です(-_-;)
そのため、培養した細胞は患者様に投与する前に
マイコプラズマが入っていないことを確認する否定試験を行う必要があります。
当院では、確実に安全性を確認できた細胞のみを患者様に投与しておりますので、
ご安心下さいませ。
次回のブログでは、エンドトキシン試験についてお話させていただきます!
是非、次回のブログもご覧ください(*^^*)