細胞の安全性について③(エンドトキシン試験)

こんにちは!ふくとみクリニック培養士の萩原でございます。

今回のブログでは、患者様に投与する前に行っている安全性試験の項目の1つである

エンドトキシン試験に関して簡単にお話いたします(^^)

 

そもそも、エンドトキシンという言葉はあまり身近で聞くことはないかと思います。

エンドトキシンとは日本語で内毒素と呼ばれ、

分かりやすく言うと細菌の死骸から出る毒素の事を言います。

 

もし、エンドトキシンが血管内に入るとどうなると思いますか?

エンドトキシンが血管内に入ると、下記のようなことが起こります。

  • 発熱
  • 血圧低下
  • 血液凝固
  • ショック状態

とても怖いですよね(゜゜)

 

それに加えて、エンドトキシンは不活性化や除去を容易にできないため、

生体内に直接投与される細胞には厳重な管理が求められています。

 

当院では、薬事法に基づき厚生労働大臣が制定する日本薬局方に従った試験を

行っているので安心安全な細胞の投与ができます!

 

次回のブログでは、無菌試験についてお話させていただきます(*^^*)

是非、次回のブログもご覧ください(*’’)

「脳卒中再生医療」とは、
厚生労働省より再生医療等提供計画番号:PB5160002を取得している治療方法です。

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