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2014.05.13
ふくとみクリニック院長の福富です。
今日は脳梗塞の知られざる原因についてお話ししたいと思います。
一般的に知られている脳梗塞の原因としては、次の3つがあげられます。
1、アテローム血栓性脳梗塞
比較的太い脳血管が動脈硬化により細くなり詰まって梗塞を起こす。
2、ラクナ梗塞
比較的細い脳血管が詰まってしまう脳梗塞
3、心原性脳梗塞栓症
心疾患などによってできた血の塊が脳血管に流れてきて血管をふさいでしまう為に起こる脳梗塞
この3つの原因については、インターネットなどでよく報じられていますので、皆さんはある程度ご存知かと思います。
しかし、あまり一般的には知られていませんが、もうひとつ重要な原因があります。
これは比較的細い動脈~中程度の動脈でみられるものなのですが、2種類あります。
①動脈の血管壁がはがれてしまう動脈剥離
②血管壁に亀裂が入り内膜と外膜に分離してしまう動脈解離
この2つのどちらかが起こると、その部分の動脈の内腔をふさいでしまい、その先に血流が行かなくなることによって脳梗塞が起こってしまうのです。
これが脳梗塞の知られざる原因なのです。
少し専門的なお話しなりましたが、理解していただけたでしょうか?
もしわかりにくいようでしたら、メッセージ等でお知らせください。
また疑問等もメッセージに寄せていただければできるだけ早急にお答えしたいと思います。
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