vol.6 骨髄幹細胞の役割③(血管再生)

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2014.04.18

ふくとみクリニック院長の福富です。

今日は骨髄幹細胞の役割第三回目です。

骨髄幹細胞の3つ目の役割血管再生ですが、具体的には傷ついてしまった血管を修復する作用なのです。

脳卒中を起こしてしまった人が、症状が安定した後でも、弱ってしまった血管が原因で、また血管が詰まって脳梗塞を起こしたり、血管が破れて脳出血を起こしてしまったりして、もう一度脳卒中を起こしてしまうかもしれないという恐怖を少しでも少なくしてくれる効果があるのです。

これは、僕も脳卒中になったからわかることなのですが、本当に脳卒中になってしまった方にしかわからない恐怖だと思います。

もちろん、脳卒中を起こしていない方でも、ご自身の親やおじいさんが脳卒中で倒れられた経験があり(これを既往歴といいます)、ご自身も脳卒中で倒れてしまうかもしれない、その危険性が高いと思われている方にとっても有効な予防方法だと考えています。

なぜなら、この僕自身脳梗塞で倒れる前に、この脳卒中再生医療をあらかじめ受けておけばよかったと痛感したからなのです。

次回は脳卒中再生医療に用いる骨髄幹細胞と脂肪幹細胞の違いについてお話ししたいと思います。

詳しくはこちらの「ふくとみクリニックホームページ」をご覧ください
https://www.apoplexy.jp

「脳卒中再生医療」とは、
厚生労働省より再生医療等提供計画番号:PB5160002を取得している治療方法です。

脳卒中でお困りの方へ_脳卒中再生医療ってご存知ですか?初めての方はこちら 漫画でわかる! 脳卒中「再生医療」