スタッフブログ
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- 2026.07.13
脳卒中リハビリ③|生活期(維持期)とは?退院後のリハビリで大切なこと
脳卒中リハビリシリーズ(全3回)
- ① 急性期:命を守り、寝たきりを防ぐ時期
- ② 回復期:集中的なリハビリで機能回復を目指す時期
- ③ 生活期(維持期):退院後の生活を維持し、自分らしい生活を続ける時期
※この記事では ③生活期(維持期) について解説します。
これまで、脳卒中リハビリの「急性期」「回復期」についてご紹介してきました。
急性期では命を守りながら身体機能の低下を防ぎ、回復期では集中的なリハビリによって「できること」を増やしていきます。
そして、退院後に始まるのが「生活期(維持期)」です。
「退院したからリハビリは終わり」と思われる方も少なくありませんが、実際にはここからが新たなスタートです。
今回は、生活期のリハビリで大切なことについてご紹介します。
生活期(維持期)とは?
生活期(維持期)とは、回復期リハビリテーション病棟を退院し、自宅や地域で生活を送る時期のことです。
この時期の目的は、回復期で獲得した身体機能や日常生活動作を維持しながら、ご本人らしい生活を続けることです。
| 期間の目安 | 退院後~ |
| 主な場所 | 自宅・地域(通所リハビリ・訪問リハビリなど) |
| リハビリの目的 | 機能の維持・生活の質(QOL)の向上 社会参加 |
生活期にはどんなリハビリをするの?
退院後は、病院に入院していた頃のように毎日何時間もリハビリを受けることは難しくなります。
そのため、生活期では日常生活そのものがリハビリになります。
例えば、
- 通所リハビリ(デイケア)
- 訪問リハビリ
- 自宅での自主トレーニング
- 散歩や買い物などの日常活動
- 趣味や地域活動への参加
などを通して、身体を動かす機会を増やしていきます。
「リハビリの時間だけ頑張る」のではなく、「生活の中で身体を使い続けること」が大切になります。
なぜ生活期でもリハビリを続けることが大切なの?
脳卒中は、一度回復したらその状態がずっと続くわけではありません。
身体を動かす機会が減ると、筋力や体力が低下し、せっかく回復した機能も少しずつ失われてしまうことがあります。
一方で、生活の中で身体を使い続けることで、機能を維持しやすくなるだけでなく、新たな動きを身につけたり、より生活しやすい方法を学んだりすることも期待できます。
脳には回復期ほどではないものの、生涯にわたって変化する力(可塑性)があります。
そのため、生活期になっても適切な運動やリハビリを継続することは、より良い生活につながります。
自主トレーニングが成功のカギ
生活期では、リハビリ専門職と過ごす時間よりも、ご自宅で過ごす時間の方が圧倒的に長くなります。
そのため、自主トレーニングを習慣化することがとても重要です。
ただし、「たくさん運動すれば良い」というわけではありません。
ご自身の身体の状態に合った内容を継続することが大切です。
担当の理学療法士や作業療法士などと相談しながら、安全で無理のない自主トレーニングを続けていきましょう。
生活期に大切なのは「自分らしい生活
生活期の目標は、「もっと歩けるようになること」だけではありません。
- 趣味を楽しむ
- 家事ができるようになる
- 仕事に復帰する
- 旅行へ行く
- 家族や友人と外出する
など、「その人らしい生活」を送ることが大切です。
リハビリは身体を動かすことだけではなく、「やりたいこと」を実現するための手段でもあります。
一人ひとりの目標に合わせてリハビリを続けることが、生活の質(QOL)の向上につながります。
まとめ
生活期は、「回復期の続き」ではなく、新しい生活を築いていくための大切なステージです。
退院後も身体を動かし続けることで、回復した機能を維持し、より充実した生活を送ることが期待できます。
また、リハビリの方法も一つではありません。
医療保険や介護保険を利用したリハビリに加え、目標や生活スタイルに合わせて自費リハビリという選択肢もあります。
「どのリハビリを選べばいいの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
次回は、「医療保険・介護保険・自費リハビリの違い」について、それぞれの特徴や利用できる期間、どのような方に向いているのかを分かりやすく解説します。
ご自身やご家族に合ったリハビリを選ぶための参考になれば幸いです。
ブログ著者

認定理学療法士認定証
脳卒中リハビリテーションセンター
山本 義隆
理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳卒中リハビリテーションセンターの山本です。
「もっと動けるようになりたい」「出来るようになりたい」そんなお困りや不安を感じられている方の手助けができるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリテーションを行っております。
患者さま一人ひとりに合わせた最適なリハビリを提供し、「やってよかった」と感じていただけるよう取り組んでまいります。リハビリテーションをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
