スタッフブログ
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- 2026.03.12
脳卒中後に歩くとふらつく原因とは?医師と連携したマンツーマンリハビリの重要性
脳卒中後、こんなお悩みはありませんか?
- 歩いていると左右にふらつく
- まっすぐ歩いているつもりなのに壁に寄ってしまう
- 立っているだけで不安になる
- 「バランスが悪いですね」と言われた
脳卒中後、このような“ふらつき”に悩まれる方は少なくありません。
では、このふらつきはなぜ起こるのでしょうか。
ふらつきの正体は「バランスが悪い」だけではありません
一般的にバランスとは、支持基底面の中に重心を保つことと説明されます。

この図のように、足の接地している範囲(支持基底面)の中に重心が収まっていれば、身体は安定します。
しかし脳卒中後のふらつきは、単純に「重心が外れている」だけではありません。
① 予測的姿勢制御の低下
人は歩き出す前や手を伸ばす前に、無意識のうちに体幹や下肢を先に働かせています。
これを予測的姿勢制御といいます。
脳卒中後はこの“先回りした調整”がうまく働かなくなります。
その結果、動き出すたびに不安定になります。
② 感覚フィードバックの低下
麻痺があると、
- 足の裏の感覚
- 関節の位置感覚
- 体の傾きの感覚
これらが低下しやすくなります。
自分の身体が今どこにあるのか分かりにくくなり、
重心の位置も把握しにくくなります。
③ 筋出力の低下と動ける範囲の縮小
麻痺側の筋出力が低下すると、無意識のうちに健側へ体重を寄せるようになります。
その結果、支持基底面の中で使える範囲が狭くなります。
「転ばないように」と身体は動きを小さくします。
これは一見安定しているようで、実は動けない状態でもあります。
安定=良いこと、ではありません
安定している状態は安全ですが、
同時に動きにくい状態でもあります。
不安定さは本来「動き出せる余地」でもあります。
しかし脳卒中後は
- 感覚の低下
- 筋出力の低下
- 姿勢制御の遅れ
があるため、不安定さがそのまま恐怖につながります。
この恐怖がさらに動きを制限し、ふらつきを強めてしまいます。
なぜマンツーマン評価が必要なのか
ふらつきの原因は人によって異なります。
- 感覚の問題なのか
- 姿勢制御のタイミングの問題なのか
- 麻痺側への荷重不足なのか
- 半側空間無視が影響しているのか
これを見極めるには、丁寧な神経学的評価が必要です。
当施設では、医師と連携しながら病態を確認し、
マンツーマンで姿勢制御・感覚・筋出力を総合的に評価しています。
単に「筋力をつける」だけではなく、
なぜふらついているのかを明確にすることから始めます。
ふらつきは「仕方ない」と諦めないでください
脳卒中後のふらつきは、適切な評価と介入によって変化する可能性があります。
「年齢のせい」
「もうこれ以上は良くならない」
そう言われた方こそ、一度ご相談ください。
医師と連携したマンツーマンのリハビリで、
原因からアプローチしていきます。
ブログ著者

認定理学療法士認定証
脳卒中リハビリテーションセンター
山本 義隆
理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳卒中リハビリテーションセンターの山本です。
「もっと動けるようになりたい」「出来るようになりたい」そんなお困りや不安を感じられている方の手助けができるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリテーションを行っております。
患者さま一人ひとりに合わせた最適なリハビリを提供し、「やってよかった」と感じていただけるよう取り組んでまいります。リハビリテーションをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
