スタッフブログ
スタッフブログ
- 2026.02.25
【片麻痺】体幹はなぜ崩れるのか?
「脳卒中になると体幹が弱くなる」
そんな言葉を、耳にしたことはありませんか?
確かに臨床では、体幹の不安定性を感じる場面が多くあります。
体幹は、運動連鎖の中心です。
姿勢・バランス・効率的な動きの土台となります。
しかし実際の臨床では、
・四肢を動かすと姿勢が崩れる
・姿勢の乱れを修正できない/修正が遅れる
・起き上がり動作が大変
このような場面を経験します。
では、それは本当に
「体幹が弱い」だけなのでしょうか。
単なる筋力不足なのでしょうか。
私は、そう単純な問題ではないと考えています。
体幹コントロールを支える3つのサブシステム
体幹コントロールは、3つのサブシステムによって成立すると考えられています。
① 骨関節系
② 筋系
③ 神経系(運動制御ユニット)
より具体的には、
- 脊柱(受動的支持構造)
- 脊柱周囲筋(能動的支持)
- 運動制御ユニット(神経系)
この3つで構成されます。

脊柱は荷重を担い、
その位置や負荷に関する情報を提供します。
その情報は神経系によって処理され、
筋活動へと変換されます。
そして筋は、単に脊柱を支えるだけでなく、
姿勢や負荷の動的な変化にも対応しなければなりません。
重要なのは「相互作用」
大切なのは、
「どこが悪いか」ではなく
「どのシステムの相互作用が崩れているか」です。
骨格のアライメントが崩れれば、筋は代償します。
神経出力が不十分であれば、筋は最適なタイミングで働けません。
体幹は、常に“統合”の中で制御されています。
体幹の不安定性とは、
一つの要素の問題ではなく、
システム間の協調の破綻なのです。
次回は、まず骨関節系から整理していきます。
ブログ著者

認定理学療法士認定証
脳卒中リハビリテーションセンター
山本 義隆
理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳卒中リハビリテーションセンターの山本です。
「もっと動けるようになりたい」「出来るようになりたい」そんなお困りや不安を感じられている方の手助けができるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリテーションを行っております。
患者さま一人ひとりに合わせた最適なリハビリを提供し、「やってよかった」と感じていただけるよう取り組んでまいります。リハビリテーションをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
