スタッフブログ
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- 2026.02.26
【骨関節系】体幹はそもそも“不安定”な構造である
まず、体幹の構成から確認してみましょう。
体幹は、次の4つの要素から構成されています。
- 肩甲帯
- 胸郭
- 腹部
- 骨盤帯
肩甲帯は肩甲骨と鎖骨、
胸郭は頸部と腹部の間の領域、
骨盤帯は骨盤・骨盤腔・仙骨で構成されます。
整理すると、
・上部体幹:肩甲帯+胸郭
・下部体幹:腹部+骨盤帯
となります。
体幹は「一つの塊」ではない
体幹は一枚岩の構造ではありません。
可動性をもつセグメントの集合体です。
脊柱は分節構造を持っています。
椎体が連続しながらも、それぞれが独立した動きを持つ。
この「分節性」と「連続性」こそが、
効率的な運動を生み出す基盤になります。
運動連鎖という視点
運動機能の多くは、運動連鎖(kinetic chain)によって生み出されます。
身体各セグメントが協調して連続的に活動することで、
- 遠位セグメントを最適な位置へ
- 最適な速度で
- 最適なタイミングで
配置することができ、目的の運動課題が達成されます。
例えば上肢挙上。
体幹が屈曲位にある場合と、
伸展位にある場合では、
力の伝達効率は大きく異なります。
体幹の状態は、四肢機能に直接影響を与えるのです。
体幹は構造的に“不安定”である
ここで重要な事実があります。
体幹は、構造的に不安定です。
椎間関節、椎間板、靭帯は支持に関与します。
しかし、骨構造だけでは安定は成立しません。
姿勢保持において特に重要なのが、
腹横筋や多裂筋といった深層筋群です。
つまり――
体幹の安定は
「構造で作られている」のではなく
「制御によって作られている」のです。
体幹は、もともと不安定な構造物。
だからこそ、制御の質がそのまま安定性に直結します。
ブログ著者

認定理学療法士認定証
脳卒中リハビリテーションセンター
山本 義隆
理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳卒中リハビリテーションセンターの山本です。
「もっと動けるようになりたい」「出来るようになりたい」そんなお困りや不安を感じられている方の手助けができるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリテーションを行っております。
患者さま一人ひとりに合わせた最適なリハビリを提供し、「やってよかった」と感じていただけるよう取り組んでまいります。リハビリテーションをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
