K.M様/51歳男性
脳出血(視床出血)
2014年10月より脳卒中再生医療開始
治療開始から約半年後には、一人でベッドから車椅子に乗れるまでに
治療内容と経過
初診は車いすでご来院。
リハビリの担当医からは、自立歩行は今後無理との判断により、車いす生活を余儀なくされていました。
受診当初は本人に脳卒中再生医療を行う意思はありませんでしたが、奥様の強い希望もあり、しぶしぶ脳卒中再生医療を行ないました。
脳出血発症から約2年経過しており、患者本人がこの治療に期待していなかったにもかかわらず、治療開始後約1週間程度で「左足は膝ぐらいまでしか感覚なかったのが、足先まで自分の体と感じることができるようになった。」と、麻痺のひどかった左足の感覚がよみがえったこと、本人がこの治療に非常に前向きな気持ちになったと、奥様より当院に報告がありました。その後投与を繰り返し、来院ごとに変化がみられました。
今まで車いすでの生活でしたが、足の装具が金属製のものからプラスチック製のものへ変わり、ついには運動靴を履いて歩行練習を行うことができるようになったのです。
具体的な経過としては、
3回目の幹細胞投与後、2ヵ月程で立ってバランスをとる時間を、少しずつ長く行うようになりました。奥様も、本人の心の変化がとても大きく変わったように感じておられており、また記憶も回復してきた、とのことでした。
治療前は、奥様の介助ありでベッドへ移動されていましたが、投与最終日には、一人でベッドから起きて車いすに乗れるまで改善。
治療開始から半年ほど経ったころ足の装具は全部取り外されました。
治療開始から1年後には、コの字型の歩行器で歩行練習を行っておられます。