第10回医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会

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2022.08.12

第十回 医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会

 

委員会開催日時:令和4625日(土)1300分~1400

場所:Web会議(ZOOM於)

 

出席者名:

 

氏名

性別

役職

〈委員〉

人見 浩史(委員長)

男性

 

中澤 弘幸(副委員長)

男性

 

西山 成

男性

 

荒岡 利和

男性

 

松山 隆生

男性

 

田川 雅彦(技術員兼任)

男性

 

木暮 直美

女性

 

土屋 貴志

男性

 

加藤 純子

女性

〈技術員〉

藤岡 龍哉

男性

 

 

 

 

 

 

①分子生物学、細胞生物学、遺伝学、臨床薬理学又は病理学の専門家       

②再生医療等について十分な科学的知見及び医療上の知識を有する者       

③臨床医                                                                                                                   

④細胞培養加工に関する識見を有する者                                                          

⑤法律に関する専門家

⑥生命倫理に関する識見を有する者

⑦生物統計家その他の臨床研究に関する専門家

⑧一般の立場の者

 

配布資料

資料1 第十回医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会次第

資料2 第十回医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会出席名簿

資料3 再生医療を受けた患者数

資料4 脳卒中再生医療を受けた患者の疾患、年齢、男女比

資料5 脳卒中再生医療を受けた患者の経過報告

 

概要

1、開会の辞

人見委員長が挨拶を行い、委員会開催要件を満たしていることの確認を行い、開会の辞を述べた。

 

2、委員会出席者挨拶

出席された各委員が挨拶を行い、Web上の音声・通信状況を確認した。また、資料が共有できていることの確認も行われた。

 

3、第5回認定再生医療等委員会教育研修会の報告

医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会代表として福富康夫より第5回認定再生医療等委員会教育研修会に出席したこと及び研修内容の報告があった。また、研修会での資料をメールにて送付することとなった。

 

4、ふくとみクリニック審査済み4案件の年次報告

2022年6月13日に医療法人大雅会ふくとみクリニックより以下の4案件についての再生医療等提供状況定期報告書を医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会が受理した。

202156日~202255日今年度分各症例数、

脳卒中再生医療(自家骨髄幹細胞療法)8症例

皮膚再生医療(自家線維芽細胞療法)0症例

バスト再生医療(自家脂肪幹細胞療法)0症例

がん免疫細胞療法(自家CAT細胞療法)0症例

であった。すべての症例で治療後の副作用等は見受けられなかったと報告がふくとみクリニック(医療法人大雅会ふくとみクリニック院長福富康夫)より行われた。

 

5、脳卒中再生医療(自家骨髄幹細胞療法)を受けた患者の経過報告

年次報告期間内に脳卒中再生医療を受けた後に検診(3ヶ月後または6ヵ月後または1年後)をした患者の経過報告がふくとみクリニック(医療法人大雅会ふくとみクリニック院長福富康夫)より行われた。

 1)松山委員より発症後の経過期間は設けていないのか質問があった。ふくとみクリニック(福富康夫)より、発症後の期間は設けていないが、発症からすぐに治療されている方が、効果がみられている。ただ、発症から10年経過していた場合でも治療の効果がみられないことはないと回答があった。

 2)ふくとみクリニック(福富康夫)より、患者A様が治療後1年経過しているが、その後に転倒して骨折したところが早く治癒した。治療後1年が経過したからといって細胞数が元に戻らずある程度数が残っているのではないかと発言があった。荒岡委員より移植したものが増殖したということですかと質問があった。ふくとみクリニック(福富康夫)より、患者への説明で投与した細胞はそれ自体も分裂増殖するが,消費もされる細胞でもあるため、幹細胞の数が投与前の数に戻るまでの期間が1年と伝えており、実際にはそれ以上に細胞が残っているのではないかと考えている。細胞数が本来の数に戻るまで1年以上の可能性があるとの回答があった。

  3)人見委員長より、「ふくとみクリニックにおける脳卒中再生医療の安全性は担保されており結果も良好である。またこの結果をもって、今後もより安全に多くの方に治療を続けることが望ましい。」との発言があった。

 

6、また皮膚再生医療(自家線維芽細胞療法)、バスト再生医療(自家脂肪幹細胞療法)、がん免疫細胞療法(自家CAT細胞療法)について本年は施術者0名であったため経過報告はなかった。人見院長より「また皮膚再生医療(自家線維芽細胞療法)、バスト再生医療(自家脂肪幹細胞療法)、がん免疫細胞療法(自家CAT細胞療法)について、本年は施術者0名のため、該当なし。」との発言があった。

 

7、次回委員会についてのお知らせ

神経変性疾患と脊椎損傷に対する再生医療の年次報告を行う必要があるため近日に委員会を行うと医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会代表福富康夫から発言があった。

 

8、閉会の辞

人見委員長より閉会の辞を述べた。

「脳卒中再生医療」とは、
厚生労働省より再生医療等提供計画番号:PB5160002を取得している治療方法です。

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