vol.4 骨髄幹細胞の役割①(血管新生)

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2014.04.12

ふくとみクリニック院長の福富です。

今日は前回お話しした骨髄幹細胞の3つの役割1つ目についてお話ししたいと思います。

1つ目の役割は、血管を新しく作るという役割についてお話ししたいと思います。
これを医学的に「血管新生」といいます。

脳卒中というのは、脳の血管が切れてしまったり、詰まってしまったりして、その先にある脳細胞に血を送れなくなるために脳細胞が破壊されてしまうといった病気なのです。

この病気が起こった後、骨髄幹細胞を注入するとどのようなことが起こるのかというと。

脳卒中によって血が通わなくなってしまった部分に、途絶してしまった血管に代わって、新しく血管を作って死んでしまおうとする脳細胞を生かそうと働くです。

ですから、この骨髄幹細胞を注入することによって、死んでしまおうとする脳細胞を助けるといった役割があります。

また、もし脳神経細胞が新しくできようとするときに、その新しく作られる脳神経細胞を栄養する血管を新たに作る役割もあると考えられています。

次回は骨髄幹細胞の役割②、脳神経細胞の再生についてお話ししたいと思います。

詳しくはこちらをご覧ください
https://www.apoplexy.jp

「脳卒中再生医療」とは、
厚生労働省より再生医療等提供計画番号:PB5160002を取得している治療方法です。

脳卒中でお困りの方へ_脳卒中再生医療ってご存知ですか?初めての方はこちら 漫画でわかる! 脳卒中「再生医療」