こんにちは!
ふくとみクリニック培養士の渡邉です。
前回は「再生医療」についてご紹介しましたが、今回はその中心となる「幹細胞」について、
わかりやすくお話しします。
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■幹細胞とは?
幹細胞とは、私たちの体のさまざまな細胞の“もと”となる特別な細胞です。
この細胞があるおかげで、私たちの体は傷を修復したり、古くなった細胞を新しく作り直すことができます。
幹細胞には、次の2つの特徴があります。
◎分化能(ぶんかのう)
皮膚や血液、神経など、さまざまな種類の細胞に変化できる能力のことです。
◎自己複製能
自分と同じ幹細胞を繰り返し作る能力です。
これによって、体の中で幹細胞が枯渇することなく、必要なときに必要な細胞を供給できます。
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■幹細胞の種類
幹細胞には、以下のような種類があります。
・受精卵から作られる、「ES細胞」
・成人の体細胞に特定の遺伝子を導入して作られた「iPS細胞」
・骨、軟骨、脂肪、筋肉などに分化できる幹細胞で、骨髄や脂肪、歯髄などから採取される「間葉系幹細胞」
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■当院での取り組み
ふくとみクリニックでは、骨髄由来の間葉系幹細胞(BMSC)を使用し、脳卒中や神経変性疾患、
脊髄損傷に対する再生医療に取り組んでいます。
間葉系幹細胞は、ES細胞やiPS細胞のように「どんな細胞にも分化する」というわけではありませんが、
中胚葉由来の細胞(血管・神経・骨・筋肉など)に分化する力に優れている点が特徴です。
この特性を活かして、当院では、脳卒中などによって損傷した血管や神経の修復を促す治療を行っています。
間葉系幹細胞には、損傷部位の再生を助けるだけでなく、炎症を抑える働きや、周囲の細胞を活性化させる
作用もあるため、患者さまの機能回復に大きな期待が寄せられています。
私たちは、こうした幹細胞の力を最大限に活用し、患者さま一人ひとりの回復とQOL(生活の質)の向上を
目指しています。
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今後も、再生医療の可能性や当院での実践内容について、わかりやすくお伝えしていきますので、
ぜひご覧ください!

