委員会実績報告

委員会実績報告

第2回医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会

第二回 医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会

委員会開催日時:平成29年4月1日(土)16時00分から18時00分

場所:ガーデンシティークラブ大阪スバル於

氏名
西山 成(委員長)
人見 浩史(副委員長)
伊東 信久(委員)
岡田 邦彦(委員)
片上 徹也(委員)
木暮 直美(委員)
土屋 貴志(委員)
富尾 貴美代(委員)
中澤 弘幸(委員)
福富 康夫(委員)
加藤 誠(技術委員)

欠席:大橋 靖雄、川真田 伸、橋本 尚子、杉本 憲治、江口 敏雄

配布資料

資料1 第2回医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会次第

資料2 第2回医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会出席者名簿

資料3 ふくとみクリニック培養室拡充資料

資料4-1 再生医療を受けた患者数

資料4-2 脳卒中再生医療の疾患、年齢、男女比

資料4-3 脳卒中再生医療結果報告

資料4-4 脳卒中再生医療における具体的変化

概要

1、医療法人大雅会特定認定再生医療等委員会 代表者 挨拶

福富康夫代表より挨拶が行われた。

2、出席者の紹介

出席委員の紹介を代表者が行った。

3、委員長挨拶

西山 成委員長が挨拶を行い、開会の辞を述べた。

4、ふくとみクリニック培養室拡充の報告

  • ふくとみクリニック院長の福富康夫より、培養室拡充の報告があった。
  • 拡充の報告は当委員会委員長と副委員長の迅速審査を行い、すでに厚生労働省に提出済みとの報告があった。
  • 西山委員長よりパスボックスから治療室までの動線についての質問があった。ふくとみクリニック院長より、培養室内で細胞を点滴バッグの中に封入した状態でパスボックスから出しているとの報告があった。 幹細胞の動線の安全性は担保されていることを確認した。

5、ふくとみクリニック審査済みの4案件の年次報告

  • 2016年5月6日より2017年4月1日現在まで、
    脳卒中再生医療           9例     21回投与
    皮膚再生医療              2例    6回投与
    バスト再生医療           1例      1回投与
    であった。この全例に外部委託検査を行い、マイコプラズマ検査、エンドトキシン検査、無菌検査は全例陰性であった。また副作用も見受けられなかったとの報告が   ふくとみクリニック院長より行われた。
  • 皮フ再生医療の2患者は肌の状態は良好。
  • バスト再生医療の患者については生着率が70%との報告があった。
  • 脳卒中再生医療を行った34例の疾患比、男女比、年齢比の報告があった。
  • 本年度脳卒中再生医療を行った患者の治療方法、細胞投与数、QOLテスト結果が報告あった。
  • SIASテストの結果を具体的変化として報告があった。
  • 以上の報告をもってふくとみクリニック院長より、本年度の患者については概ね良好な結果を認め、副作用等は特に認めなかったと報告があった。
  • 報告について、委員より以下の質問およびふくとみクリニック院長からの回答があった。
    ①土屋委員より、脳卒中再生医療を受けた9症例で、職場復帰された方がいるのかどうかとの質問があった。ふくとみクリニック院長が今のところ職場復帰された患者はいない、これは重症度や治療期間がまだ短いという原因が あるが、昨年以前の症例には職場復帰した患者が存在するとの発言があった。
    ②伊東委員より、検証例の評価方法、症状改善の客観的な理由、長期予後評価、細胞数と治療効果の相関関係、治療回数を増やした時の今後の治療効果の検討を今後より正確なものにすれば、より一層社会的意義が出てくるとの指摘があった。

6、閉会の辞

西山委員長より閉会の辞があった。

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