症例紹介

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文字を書く・歌う・料理する。再生医療で広がった生活の幅

S様60代女性

発症から1年後より脳卒中再生医療開始

治療内容と経過

患者様は左視床出血を発症されました。来院時は発症から1年後で62歳でした。

右半身に麻痺が残り、長距離の移動では短下肢装具を使用し、杖をついて歩行されていました。

発症直後はお箸を持つことや文字を書くことができていましたが、時間の経過とともに指が硬くなり、次第に思うように動かせなくなっていきました。
立ち座りは左右均等に体重を乗せて行えるものの、重心が定まらず、ふわふわとした不安定さが続いていました。

また、口の動きや味覚にも変化があり、日常生活の中で「以前とは違う」という感覚が積み重なっていきました。
こうした状況の中で、少しでも機能を取り戻したいという思いから、当院で再生医療を開始されました。

《投与後に見られた変化》
1回目の投与後、ご本人は「右腕がなんとなく良くなった気がする」と感じられたものの、大きな変化はまだ実感されていませんでした。
しかし、ご家族からは「以前より足が前に出ている」と指摘があり、動きの質に小さな変化が現れ始めていました。

リハビリの一環として、患者様は投与後から日記をつけ始めました。
日によって文字の書きやすさに差はあるものの、3回目の投与後には、初期と比べて明らかに文字が整って書けるようになっていました。

また、カラオケに行って歌を楽しめるようになったり、ご自身でごはん作りに挑戦したりと、日常生活の中で「できること」が少しずつ増えていきました。
硬くなっていた指も、グー・チョキ・パーができるまでに改善し、動きの幅が広がっています。

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【福富康夫院長コメント】
好きなことを続ける力が、回復につながる。

患者様は、好きなことを楽しみながらリハビリを続けられています。
再生医療によって動かしやすさが高まり、その変化がリハビリの効果を後押しし、さらに日常生活の挑戦につながる──その積み重ねが、確かな前進を生み出しています。

本症例は、再生医療とリハビリの相乗効果が、日常生活の改善につながった一例です。

今後も継続的な治療とリハビリにより、さらなる機能向上を期待します。
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