治療前の状態
来院時、I様は発症から1年4か月が経過した42歳でした。
装具を装着すれば杖なしで歩けるほどの回復を見せていた一方、右半身の麻痺により両手の細かな操作が思うようにできない状態でした。重機を扱う建築業への復帰には、その精度が不可欠でした。
「もう一度、現場に戻りたい」──その強い思いが、治療を決意させました。
治療前は姿勢が左に傾き、横向きで寝た状態では肘を上げることもできず、手首の硬さも目立っていました。
治療の経過と変化
1回目の投与後からリハビリを継続し、来院のたびに確かな変化が積み重なっていきました。
2回目来院時
- 歩行時の補助が段階的に減り、最終的にサポートなしで歩行が可能に
3回目来院時
- 90度までしか上がらなかった腕が、それ以上に動くようになった
- 動きの幅がさらに広がり、両手の操作精度が向上
治療開始から1年後
- 建築現場への復帰を果たした
仕事への復帰という明確な目標を持ち続けたI様。来院ごとに積み重なった変化が、最終的に「現場に戻る」という結果へとつながりました。再生医療によって身体の動かしやすさが高まり、その手応えがリハビリへの意欲をさらに高める好循環が生まれました。

