治療前の状態
来院時、S様は発症から1年が経過した62歳でした。
右半身に麻痺が残り、長距離の移動では短下肢装具と杖が必要な状態でした。
発症直後はお箸を持つことも文字を書くこともできていましたが、時間の経過とともに指が硬くなり、次第に思うように動かせなくなっていきました。口の動きや味覚にも変化が現れ、「以前とは違う」という感覚が、日常の中で少しずつ積み重なっていました。
「このまま、できないことが増え続けるのだろうか」──そんな不安の中での来院でした。
治療の経過と変化
投与後、S様の日常に少しずつ「できること」が戻り始めました。
- 日記を書き始めた:手が動きやすくなり、毎日記録をつけることが習慣になった
- カラオケを楽しめるようになった:口の動き・声の出し方に変化を実感
- 自分でごはんを作れるようになった:指先の動作が回復し、料理に挑戦できるようになった
これらはすべて、投与後にS様ご自身が挑戦し、つかみとった変化です。「好きなことをもう一度やってみよう」という気持ちが、リハビリの継続につながり、日常の回復へとつながっていきました。

