皆さんこんにちは!
細胞培養士の萩原です(*’▽’)
連日、各地での「クマ出没」のニュースがタイムラインを賑わせていますね🐻
山林だけでなく居住区の近くでの目撃情報も続いていますので、皆様もお出かけの際や、緑の多い場所へ行かれる際はどうぞ十分にお気をつけください。
クマといえば、環境の変化にとても敏感に反応し、生きるために最適な場所へと縄張りを動く生き物ですが、実は私たちが培養室で育てている「幹細胞」も、クマに負けないくらい環境に対して繊細で敏感な性質を持っています。
特に、私たちが脳卒中の治療に用いる細胞には、驚くべき「野生のパワー」のような生存戦略が備わっています。
それが「ホーミング効果(遊走能)」と呼ばれる不思議な能力です。
この能力は、細胞たちが体の中へ入った際、脳のダメージを受けた部位(炎症が起きている場所)から出ているSOSのシグナルを敏感にキャッチし、自らその場所を見つけてピンポイントに移動していくというものです。
いわば、体の中で目的地を正確に導き出す「高性能なレーダー」を細胞自身が持っているような状態です。
この素晴らしい力を、実際の治療の場で最大限に発揮してもらうためには、培養室にいる段階から細胞をベストコンディションに仕上げておかなくてはなりません。
そのため、私たち細胞培養士は、細胞を培養するCO2インキュベーター内の温度、湿度、そして酸素濃度を完璧な数値にコントロールして、丁寧に育てています。
ニュースで見かける生き物のたくましさに触れながら、今日も培養室の中で、細胞たちが持つ無限の可能性と生命力の神秘に感動しています✨

